令和5年度「子ども司書」養成講座(全体研修①)

 令和5年6月24日(土),能美図書館において「令和5年度「子ども司書」養成講座(全体研修①)を実施しました。

 広島県教育委員会が主催し,学校や地域で読書の楽しさや大切さを広めていくリーダーを養成することを目的として取り組んでいる活動で,今年で10年目となります。

 対象は,年間20冊以上の本を読んだ小学校5・6年の児童で,今年は市内より5名の参加がありました。

 全体研修①では,まず,江田島図書館長より「子ども司書」になるための講座等の内容について講話がありました。

【演習】 

「図書館の本の整理について学ぼう」

 図書館司書より,「日本十進分類法(NDC)」という決まりについて学びました。

 図書館では,本を探しやすくするために,同じ仲間に分けて整理していることを知ることも司書の仕事です。どうすれば利用する人が使いやすいかを考え,工夫して整理することについて学校図書館での活動につなげていくことができます。

【演習】

「おすすめ本のポップを作ろう」

 図書館司書より,読んでもらいたい本について紹介し,たくさんの人に,その本を手に取って読んでみたいなという気持ちを起こさせるための紹介カードの作り方について学びました。

 児童は,自分で用意した本について,ポップの下書きをしました。

 ①タイトル,作者名

 ②内容を少しだけ紹介する

 ③その本の良さを伝える言葉(キャッチコピー)

 ④本の中からキラキラ輝く言葉を抜き出す

 ⑤「おもしろい」だけでなく,どうおもしろいのかを書く

 ⑥イラスト・デザイン・その他アイデア

 今後5名の児童は,市内の図書館や学校図書館での実地研修や全体堅守②,秋の活動に参加し,「子ども司書」認証に向けて図書館の仕事について学んでいきます。

 江田島市の児童の読書活動の充実を図るとともに読書の楽しさや大切さを広めていくリーダーを目指します。